住所を携えておけばよい


10月も20日を過ぎて今さら、こんな文章をしたためております。ご機嫌いかがですか。

今月は「手紙」というテーマで入り口をひらいてみよう、と思いついたのは、いちおう、9月のある日だったと思うのですが、店内にあった「手紙」に関係のありそうな本を少しだけ寄せ集めただけで、お客さんの心に「一筆、書いていこうか」なんて思いを浮かばせることができると思っていたのか。(思っていました)実際には、「こちらでハガキを書いてみたいのですが、ポストカードを1枚、ください」なんていうお申し出はなく、それでももしかして23日の「ふみの日」にはおひとりくらい、と鼻の穴をひらきながらこうしてごまめの歯ぎしりをしているわけであります。

そうして、皆さんにこれだけは言っておかねば、というのを思いついては忘れることしばし、今、ようやくこうして声に出してお伝えできるので一安心、なんて無駄口をたたいているうちにまた忘れそう。だいじょうぶ、タイトルに書いておいたから。住所。ハガキを送りたい相手の住所さえ携えておけば、だいじょうぶ。それがなければ、いくらコンビニで官製葉書を手に入れようが、オリジナルポストカードに切手を添えてお気に入りのペンを振り上げようが、いかんともしがたい。けれども住所さえあれば、ほんの入り口には、ポストカードは売ってるし、筆記用具もお貸ししますし、切手だって店主がやたら常備しているし、郵便局だって近くにあるんですよ!(奈良船橋郵便局

手紙を書くことのステキさについては、これからも、思い出すたびにくり返すことになるでしょう。そう、ワタシには「筆マメ講座」というとっておきのレシピがあるのですが、それは後日に譲ることにして、今はとにかく、住所!あなたが手紙を贈りたい相手の住所をスマホに残すこと、あるいはいつか受け取った年賀状、それ自体をカバンに忍ばせて、ほんの入り口までお越しください。

一枚のハガキをしたためるだけのわずかな時間が、あなたの呼吸を楽にしてくれるでしょう。


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