昨年の5月、営業を始める前のこの空間は、余白だらけでした。いや、あのがらんとした空間にあったのは、はたして「余白」だったのかどうか。先の展望を描き切れないまま、見切り発車的に本を仕入れて「ほんの入り口」は始まりました。棚が埋まり、お客さんが来て、少しずつ何かが満ちていっていつの間にか、「余白」が発生していたような気がします。そして、余白が現れてからようやく、私の中に「こういうことをやってみたい」という意欲と呼べるものが湧いてきた、と言ったら、過去を演出しすぎているでしょうか。
今回は、古江晃也さんをお招きして、主体性・自発性について考える場をひらきます。余白と自発性との間に、何らかの因果関係はありやなしや?やたらと自発性について求められちゃってしんどいあなた、「あの人たちにもっと自発的に動いてもらいたい!」ともどかしい気持ちになっているあなた、都合のいい日程を尋ねられても答えにくいままで楽しそうな集いにはなかなか参加できないくせに衝動的に誰かと会いたくなって連絡する相手を探してしまうあなた。一緒に、余白と自発、考えてみませんか?
その場に集まった人たちが「主体性」、「自発性」を発揮してしまうような場はどんな場なんだろうか?
そんな問いからスタートしたイベントです。
場のこと、自ら動き出したくなる時のことなどのお話を通して、
どんな作用があれば(あるいはなければ)人は自発性を育むことができるのかについて
皆さんと一緒におしゃべりできると嬉しいです。
余白と自発
7月26日(金)18時半〜20時
参加費:1,500円
お申し込み・お問合せ:hon.iriguchi@gmail.com
古江 晃也(ふるえ あきや)
奈良生まれ奈良育ち。
新卒で入社した会社を退職してフリーランスになり、現在は社会教育関連のお仕事をしております。
自ら動き出したくなる場とか、余白のこととかについて、皆さんと一緒に考える時間が過ごせたら嬉しいです。
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