好評かどうかも分からないうちから、「定期開催いたしましょう!」と明神さんが言ってくれたので、第1回目の開催を待たずして8月の開催日は検討されておりました。と、いうわけで、8月もセリフの入り口、開催いたします!前回に引き続き、劇作家の明神慈さんと一緒に楽しみましょう。
明神さんと服部とが音読した前半パート、参加者の皆さんが二人組になって音読した後半パート、共に非常に盛り上がった『ピン・ポン』の回。今度は読む戯曲を『アイスクリン』に変えての入り口となります、どうぞお楽しみに!(リピート参加も大歓迎です)
戯曲(演劇の上演台本)を手にとったことはありますか?戯曲は、セリフとト書きで構成されています。セリフは登場人物が発する言葉、ト書きは、登場人物の動きを指定した部分です。
<例>
千寿子、日傘をくるくる回し、散歩のポーズ。
間。
成美 「そこ、車通るから。」
千寿子 「通ってないし。」
前半は明神さんと服部が二人芝居『アイスクリン』を音読します。参加者の皆さんはそれを好きな体勢で聴き、感想をシェアします。後半は、二人組になって惹かれたシーンを音読します。演じる必要はありません。
明神さんの戯曲はセリフが短く、余白だらけです。白い紙に乗っかった黒い文字を、あなたの声を通して響かせて遊びましょう。
『アイスクリン』
青い海。母と娘。防波堤の向こうに、津波の予感。
夏の海を背に、日がな一日パラソルの下でアイスクリンを売る女。
娘の行く末を案じ、押しかける母。
炎天下のパラソルの下で繰り広げられる、娘と母の壮絶で滑稽なバトル。
★なるべく多くの方に体験していただきたく、日程を2日間ご用意しました。
★内容はどちらも同じですが、2日間とも参加していただくことも可能です。
『セリフの入り口 〜 言葉で遊ぼう』
①8月10日(土)18時半〜20時
②8月19日(月)18時半〜20時
参加費:2,000円(一般)、1,500円(学生)
お問い合わせ・お申し込み:hon.iriguchi@gmail.com
参加したい日程(①、②、両日とも、など)を明記の上、お申し込みください。
明神 慈 (みょうじん やす)
劇作家・演出家・ポかリン記憶舎 舎長
高知県生まれ。1997年より、ポかリン記憶舎で東京を拠点に公演活動開始。 詩的言語で俳優の動きや声に余韻が残る濃密な時空づくりで、観客を覚醒空間へと誘う。 海外公演や他団体への執筆、演出も多数。2022年春、奈良に移住。
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