5月に開催した『自分をいかして生きる』の読書会、おかげさまでとても充実した時間となりました。その日のうちに、「次回の開催も!」となっていたのですが、課題本、どうしようかと悩むことしばし。ユウキさん、まなさんと検討した結果、今回も西村佳哲さんの著作、『かかわり方のまなび方』(ちくま文庫)でやってみよう!ということになりました。
こちらの書籍、単行本が2011年に刊行されておりまして。店主は先に単行本で読んでおりました。まえがきの前、西原由記子さんのところを読んで、一度、呆然とする。文庫本で読み直したときも、呆然として、『あぁ、そういえば、前にもこんな風になったなぁ』と思い出しました。魅力的なファシリテーターの方たちがかわるがわる登場して、ファシリテーターとは何者なのか、ワークショップとは何をしているのか、そもそも人と関わることはどういうことなのか、などを探求していく西村さんの思考のプロセス。初めて読んだときから20年くらい経っていますが、当時とはまた違った新鮮さで、あちこちに問いが光る一冊です。
ファシリテーターは、前回に続きましてユウキさんとまなさんとにお願いしております。『かかわり方のまなび方』についての感想はもちろん、そこから連想された「人との関わり方」「ともに生きていくこと」などについてのおしゃべりを楽しみにきてください。
ユウキさんからのコメント
「かかわり方のまなび方」をはじめて読んだ13年前、ぼくはファシリテーターという存在に憧れていました。その後、目の前の仕事に明け暮れ、心身ともに疲弊して時が過ぎていきました。人とのかかわりは、今も続いていて、何をしてもついて回り、逃げるほどに追いかけてくる感じです。かかわり方は、まなんで実践してもゴールには辿りつかない。本書を読んで響いた言葉を持ちより、参加者それぞれの今あることを、分かち合えればいいなと思っています。
まなさんからのコメント
この本を読み終えてもなお、私自身がどうひととかかわっているのか、それが自分にも相手にとっても、そうして良かったと思える過去をつくれているのか、正直あまりわかりません。
そんな風にぐらぐらゆらゆらしてしまう自分がつくるかかわりの集まりは、どんな感じを生み出しているんだろう。沢山の、ひととかかわる方々のお話をこの本を通して聴いて、一層、様々なかかわり方を知り続けたいと思いました。
前回開いた読書会に続いて、ゆうきさんと服部さんと参加される皆さんと、本を通してかかわることができるのがとっても楽しみです。
自分を生きる入り口
7月28日(日)17:00〜19:00
参加費:2,000円
持ち物:持っていれば、西村佳哲『かかわり方のまなび方』(筑摩書房/ちくま文庫)無くてもOK。
お問い合わせ・お申し込み:hon.iriguchi@gmail.com
(満席となりました)

ユウキ
毎週末、船橋商店街の「ほんの入り口」で遊ぶ奈良在住50歳男子。サラリーマンをしながら、どうしたら生きやすくなるのか実験中。本は買うのに読まないし、何かを書こうとしても書かないし、グダグダですが生きてます。
有:何かを書く人
https://note.com/writing_stock

まな
奈良よりの京都で育ち、お仕事がしんどくなりお休み中。のんびり自分のケアをしながら、安心してわからないことを「わからない」と共に言い合える場づくりがしたいと、読書会やお話会を開いたりしています。


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