演劇の入り口、を考える


本当に思いつきで、今週末、「演劇の入り口」を開いてみたい。内容について色々考えてみるのがまず楽しそうだ。思いついたいくつかで、ツイッターの投票にかけてみた。
https://twitter.com/honnoiriguchi/status/1696059101149843944?s=20

  1. ほんの入り口で仕入れた演劇関係の本の紹介
  2. 戯曲の読み合わせ(音読)
  3. はせしょでひとり芝居の思い出話
  4. 『自由が上演される』の話

思いつくままにちょこっとしゃべってみよう。まずは、演劇関係の本の話。『SAVVY』で取材に来ていただいた時に、思いがけず、私の演劇をやっていたことを拾ってくださってドキドキしたのだが、その時、「演劇の本はないんですか?」と聞かれて絶句してしまった。ないこともなかったのだけれど、全然、うまいことご案内できなかった。さすがに口にはしなかったと思いたいが、もしかしたら、「演劇の本は売れなくて」みたいなことを口走ってしまったかもしれない。なんということだ。
反省して、すぐに何冊かの本を手配した。けれども、やはり棚一本演劇についての本を揃える、というところまではいかなかった。その仕入れたわずかな本のことや、ちょっと足りなそうであれば、私の持っている演劇書なんかも紹介できるかもしれない。

次は、戯曲の読み合わせ。これ、お客さんとのおしゃべりの中でも出てきたことがあって、実際に演劇を体験することはハードル高くても、配役ごとのセリフを何人かで読み合わせしてみる、というだけでもずいぶんと面白い「遊び」になるので、やってみたい。一方で、「戯曲を読む」というのもやはりハードルが高くって、まずは読み合わせから「戯曲」というものに触れていく、というのも面白いかな、と。戯曲とか、シナリオとか。あまりその辺り、厳密に言い分けてないですが。これが一番やりたいかもなー、投票の結果は、どうなるかなー。まぁ、投票結果が最下位でも、1票でも入ってたら、15分くらいは読み合わせの時間作ってしまうかもしれません。お付き合いください。

ていうか、こんな、5日前とかに告知して、イベント参加者、いるんだろうか。いなかったら、ひとり芝居の稽古でもしようか。(←帰って夕飯の支度をしなさい)

3番目は、「はせしょでひとり芝居の思い出話」です。まぁ、これは、そんなに解説はいいか。なんとなく、聞いてくれる人がいたらこれまでの「まとめ」みたいのが即興的に立ち上がってくるかもな、なんて思いまして。

最後は、渡辺健一郎『自由が上演される』(講談社)です。これは、何度かツイートもしたりしたのだけれど、とても面白くて手強い本でぜひとも読書会をやってみたい、と思っていて、けれどもそのあまりの手強さに「お客さん集まらないんじゃないか」となかなか開催に踏み出せないでいる状態。でも、ほら、こんな風にお客さん集まらなくてもいいや、って「演劇の入り口」を開けるのであれば、近い将来、『自由が上演される』読書会も、開催できそうな気がする。

そういえば、「演劇未経験者が演劇を『する』には、どうしたらいいんですか」という問いをいただいたことがある。まさに「演劇の入り口」だ。その時は、なんて答えたのだったか。答えはもちろんひとつではない。演劇の入り口も、ひとつではない。たとえ、その入り口をくぐる人がいなかったとしても、入り口を開いてみることに多少の意味はあるんじゃないかしら。お客さんと一緒に、入り口を作ることもできるかもしれない。

こんな程度の「思いつき」ですが、ご興味ある方いましたら、お申し込みください。(無料だし、申し込みなんて要らない気もするのですが、店主のテンションが上がるので)

  演劇の入り口 〜 第一回 発作的な稽古場の設定
  日時:9月2日(土)18:00〜19:00
  場所:ほんの入り口、奥の部屋
  持ち物:不要
  参加費:無料
  お申し込み・お問合せ:hon.iriguchi@gmail.com

そうそう、タテヨコ企画の公演が間近に迫っているので、よかったら公演情報もチェックしてみてくださいませ〜

タテヨコ企画:http://tateyoko.com


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