3月に開催した永井玲衣さんのワークショップ『哲学対話の入り口』では、前半1時間たっぷり使って、その日に考える問いについて参加者全員で言葉をつむいでゆく「問い出し」という時間がありました。休憩前はこれしかやらなかったのですが、休憩中も熱気冷めやらぬ不思議な時間となりました。
今回は、その「問い出し」の時間だけを満喫しようという企画。『哲学対話の入り口』にも参加してくださっていたまなさんにファシリテーターをお願いして、普段はあまり言語化する機会のない、でも実は心のどこかにとどまっている“問い”を探してみたいと思います。一人では届かない「かゆいところ」に手が届くかな。参加者の人たちと一緒に考えたりおしゃべりしたりするのを楽しみにきてください。
まなさんからのコメント
幼少期から、正解を求められて生きてきた気がします。
授業で、テストで、人前での発言で。
正解がわからないけれど、正解じゃなかったら恥ずかしいから口に出せない。わからないと言ったら評価が下がるのではないか。見当はずれだと思われたら嫌だ。
本当は正解なんてないかもしれないのに。
そんな恥ずかしさやもどかしさに悩んでいた時に、永井玲衣さんが行う哲学対話の取り組みを知りました。
日常で生まれた問いについてみんなで考える。
その問いが、他のひとの新たな問いを生むことも。問いと問いが互いに響きあったり、響きあわなかったり。
その場だからこそ生まれる問いがあるって、とっても面白い。
そして何より、わからないことをわからないと言っていい場がある。
その事実に、なんだかとっても救われました。
私もそんな場が作れたらいいな。そう思って今回の企画を立ち上げてみました。
皆さんもご一緒に、問いを探す小旅行に出かけませんか。
問いを探す入り口
4月27日(土)18:00〜20:00
参加費:1,000円
お問い合わせ・お申し込み:hon.iriguchi@gmail.com
(満席になりました)
まな
奈良よりの京都で育ち、お仕事がしんどくなりお休み中。のんびり自分のケアをしながら、安心してわからないことを「わからない」と共に言い合える場づくりができればと勉強中です。
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