可笑しさの入り口(2024年3月30日開催)


 「可笑しさで世界をすこしだけ拡げる」のモットーでお馴染みのひとり出版社「代わりに読む人」を営む友田とんさん。わたくし店主の大好きな書き手でもあるので、その著作である『パリのガイドブックで東京の町を闊歩する』(通称パリ闊)について服部から熱烈なおすすめを聞いた方もいらっしゃるかもしれません。今回、その『パリのガイドブックで東京の町を闊歩する』シリーズ、待望の第三巻『先人は遅れてくる パリのガイドブックで東京の町を闊歩する3』が発売になりました!第一部完結編であり、「いっそ、この巻だけを読んでもいい」と友田さん自ら猛プッシュの『パリ闊3』の刊行を記念して、友田とんさんをお招きしてトークライブを開催いたします。

 デビュー作の『『百年の孤独』を代わりに読む』以来ずっと、最新作の『先人は遅れてくる』の中でも「次々と芋づる式に出来事の記憶や小説の断片に脱線、連想していく」というスタイルで文章を紡いでいる友田さん。脱線を繰り返していくうちに、もともと目の前にあった普通のものが、可笑しく見えてくる。世界がすこしだけ広がる。当日のトークでも、脱線間違いなし。そういえば、『百年の孤独』も文庫化の予定があるとのこと。ぜひとも現在品切れ中の『『百年の孤独』を代わりに読む』も、中公文庫あたりで文庫化して欲しい。

 友田さんは元々、会社勤めをされている時に作った『『百年の孤独』を代わりに読む』を販売しているうちに楽しくなって(?)、ひとり出版社を立ち上げてしまったという剛の者。その楽しそうな行商の様子などは『パリ闊1』でもお読みいただけますが、人生を賭けて「可笑しさで世界をすこしだけ拡げる」活動に専念することになってしまった友田さんの可笑しさの入り口、ぜひご本人の声を通して聞いてみてください。そして一緒に、可笑しさをたずさえて暮らしてみませんか。

  可笑しさの入り口
  3月30日(土)18時〜20

  参加費:1,500円

  お問い合わせ・お申し込み:hon.iriguchi@gmail.com

友田 とん (ともだ とん)

作家・編集者。ひとり出版社・代わりに読む人代表。著書に『ナンセンスな問い』、
『『百年の孤独』を代わりに読む』ほか。文芸雑誌『代わりに読む人』編集発行人。柏書房のWEBマガジンにて
「地下鉄にも雨は降る」を連載中。敬愛する作家はガルシア=マルケスと後藤明生。

代わりに読む人のサイト www.kawariniyomuhito.com

友田とんのtwitter
https://twitter.com/tomodaton


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