セリフの入り口〜言葉で遊ぼう(9月15日、30日開催)


 リピーター続出!もう大きな声で「大好評です!」と言ってしまってよいでしょう、9月もセリフの入り口、開催いたします。ご一緒していただくのは、おなじみ劇作家の明神慈さんです。

 明神さんと服部とが音読した前半パート、参加者の皆さんが二人組になって音読した後半パート、共に非常に盛り上がった『ピン・ポン』の回。前回8月の戯曲『アイスクリン』は母娘バトルのセリフでした。日程ごとに役を入れ替えての音読、とても楽しかったです。さて9月の台本は『雫まで』、どんな時間になるのでしょうか。どうぞお楽しみに!

 戯曲(演劇の上演台本)を手にとったことはありますか?戯曲は、セリフとト書きで構成されています。セリフは登場人物が発する言葉、ト書きは、登場人物の動きを指定した部分です。

<例>
長い間。

男「ジャンケンしましょう。」
女「何回勝負?」

それぞれの願掛けでジャンケンする二人。

 前半は明神さんと服部が『雫まで』を音読します。参加者の皆さんはそれを好きな体勢で聴き、感想をシェアします。後半は、二人組になって惹かれたシーンを音読します。演じる必要はありません。

 明神さんの戯曲はセリフが短く、余白だらけです。白い紙に乗っかった黒い文字を、あなたの声を通して響かせて遊びましょう。

『雫まで』 
涙もすぐにぬぐってしまうあなたの
頬をつたう時間さえ許さないあなたの
その今にも溢れそうな泉に
服も脱がずに飛び込みたい

山深いこじんまりとした温泉施設の脱衣所。
女、入り口から軽やかに入ってくる。
男、別の入り口から入ってくる。
目が合う男と女ーーー。

★なるべく多くの方に体験していただきたく、日程を2日間ご用意しました。
★内容はどちらも同じですが、2日間とも参加していただくことも可能です。

  『セリフの入り口 〜 言葉で遊ぼう』
  ①9月15日(日)18時半〜20時
  ②9月30日(月)18時半〜20時

  参加費:2,000円(一般)、1,500円(学生)
  お問い合わせ・お申し込み:hon.iriguchi@gmail.com

  参加したい日程(①、②、両日とも、など)を明記の上、お申し込みください。
 

明神 慈 (みょうじん やす)
劇作家・演出家・ポかリン記憶舎 舎長

高知県生まれ。1997年より、ポかリン記憶舎で東京を拠点に公演活動開始。 詩的言語で俳優の動きや声に余韻が残る濃密な時空づくりで、観客を覚醒空間へと誘う。 海外公演や他団体への執筆、演出も多数。2022年春、奈良に移住。


http://www.myojin-yasu.jp/


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