入り口で朗読/ポエジーの入り口(2024年9月14日開催)


 素潜りどころか、ダイビングすらしたことがない店主服部。そんな私の「苦手意識」もどこ吹く風、「素潜り」という名前を持つ素潜り旬さんはほんの入り口にせっせと足を運んでは、パスタの本の写真を撮り、詩の本の紹介をしてくださっています。ありがたい。会って早々におねだりした「ポエトリーリーディングのイベントをやってほしい」というリクエストの熱量を冷静に見定めて長らく水中に潜んでいた素潜りさんでしたが、この春、ほんの入り口に湧き出した短歌イベントや即興ライブのアイデアに追い風を受けて、にわかに走り出した詩情帆船の気配に呼応して、ついにポエトリーリーディングのイベントを開催してくださることになりました。やった!!

 はからずも、開催の9月は詩歌関係のイベントが目白押し。6月から始まった「セリフの入り口」との響き合いも感じつつ、ほんの入り口に素潜り旬の声が詩情豊かに鳴り渡ります。(←いや、囁かれるのか、叫ばれるのか)ライブパフォーマンスなので、会場に集まってくださるお客様からのバイブレーションも大いに影響します。ぜひぜひ、あなたも詩魂を携えて、入り口に馳せ参じてください。

 当日は、素潜りさんの朗読パフォーマンスだけでなく、店主服部が聞き手となって、素潜りさんとのトークライブも行います。詩作のこと、ライブのことはもちろん、絶滅危惧種である「書店営業」のことなんかも聞きたいなー、と密かに目論んでおります。リアルと虚飾が混然となった令和日本で、飄々と生きのびるポエジーの息吹をご一緒に体感しましょう。

  入り口で朗読/ポエジーの入り口
  日時 :9月14日(土)18時〜20時
  参加費:1,500円

  お問い合わせ・お申し込み:hon.iriguchi@gmail.com

素潜り旬 (すもぐりしゅん)

詩人。1992年生まれ。大阪在住。詩を書くこととポエトリー・リーディングをほぼ同時に始め、現在も続けている。「生きる」(@ikiru_band)としてPodcastを中心に活動中。著書に『パスタで巻いた靴』(港の人)、同世代の詩人、澤村貴弘、佐藤瑞穂との私家版『詩集・回転木馬』がある。自主レーベル「生きるのハトバbooks」から詩集『エイガシ』カセット『狼に食べられそう、君に夢中』を同時リリース。

『パスタで巻いた靴』

著者:素潜り旬
発行:港の人
定価:1,800円(+税)


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