ほんの入り口のこと

本を楽しむ、本屋さんを楽しむことが気になっているあなたのために。本を選ぶ楽しさを体験できる本屋さんを目指しています。

未読本の読書会

閉店後のお楽しみ。まだ読んだことのない本を持ち寄る会を開きます。

イベント

ワークショップ、読書会など、イベントを通じてさまざまな入り口をご用意いたします。

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入荷情報や臨時休業のお知らせなどは、まずツイッターに投じます。


お知らせ


 昨年「漫画翻訳の入り口」で熱い夜を演出してくださったナナコ&ベイリーコンビが帰ってくる!

 今回のイベントは「洋書の読書会」です。といっても、まずはほんの入り口から。1冊丸ごと読むのではなく、短編小説をひとつから始めてみます。前半は、「英語で読む」ことをみんなで体験する時間。ベイリーさんの音読を聞いたり、シーンごとに日本語要約してみたり。よりディープに楽しみたい方には、会の後半でベイリーさんに英語表現の質問をする時間もございます。

 そうそう、課題の英文は、Jhumpa Lahiri 『DOVE MI TROVO』の中から ”In the Bookstore”を取り上げます。邦訳も出ているので、こちらも合わせて読んでくださってもOK。(ジュンパ・ラヒリ、中嶋浩郎 訳『わたしのいるところ』新潮社)事前に読んでいても読んでいなくても大丈夫です。

 日夜、漫画翻訳に従事している山本菜々子さん、ベイリー・ロバーツさんのお力をお借りして、いつかたどり着けるかもしれない「洋書読み」への入り口に足を踏み入れてみませんか。

山本さんからのメッセージ

英語で本を読んでいると話すと、友人にすごいねと言われることが多いです。そう言われると少し嬉しいのですが、寂しさを感じます。本当はこの楽しさを誰かとシェアしたいからです。

英語ネイティブでも帰国子女でもない私は、はじめて英語の本を手にとったとき、辞書を片手に無理やりなんとか読み進めました。今でも半ば無理やり読んでいます。洋書は割高だし、翻訳大国の日本には優れた翻訳版があふれているのになぜわざわざ英語で読むのかというと、単純に楽しいからです。

ある単語から別のイメージが浮かび上がってきたり、わかりそうでわからない部分についてイメージを膨らませたり、母国語で読むときとは違う部分の脳が刺激されて、一章読み終わったとき、そして一冊の本を読み終わったときには達成ホルモンがドバドバ出ています。

今回の読書会では単純に、英語で読む楽しさを一緒に味わいたいです。

英語テキストはネイティブのベイリーさんが読み上げますが、その場で日本語に要約し、日本語で読んだ感想をシェアします。読書会自体は日本語で行います。
そのため、英語に自信がない方でも興味があればどなたでも参加歓迎いたします。
事前に英語版や翻訳版を読んでおいて、英語の不明点をベイリーさんに相談するのもOKです。


  洋書の読書会(whereabouts by Jhumpa Lahiri)
  日時 :2月22日(土)17時〜19時
  参加費:2,000円
  課題テキスト:Jhumpa Lahiri DOVE MI TROVO ”In the Bookstore”
        (邦訳 ジュンパ・ラヒリ、中嶋浩郎 訳『わたしのいるところ』(新潮社))
  お問い合わせ・お申し込み:hon.iriguchi@gmail.com

山本菜々子(やまもと ななこ)

奈良出身。幼少時より外国に興味があり、アイルランド、スペインで語学留学、就労を経験。
2019年に本帰国、2020年より漫画翻訳のマネジメントに従事。
個性豊かなアメリカ人翻訳者と日々切磋琢磨しながら、スペイン人夫と奈良で暮らす。 

ベイリー・ロバーツ

アメリカのウィスコンシン州出身。五大湖の近く、自然豊かな田舎で日本アニメや漫画に傾倒する。英語教師として来日後、翻訳者を志し2020年より漫画翻訳(日→英)に従事。
BL大好きなオタク。

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