
店主服部の大好きなフォークシンガー、世田谷ピンポンズ。彼は昨年、品品(ピンポン)と新しい名前を名乗って改名ツアーを行った。その大事な入り口の一つに当店も選んでいただき、長年の夢叶って、昨年末、ほんの入り口にてライブを開催してもらった。品品ライブ『改名』奈良篇。
しかし、私はそのライブ中、自宅にいた。扇子で顔を隠す品品さんの写真は、お客さんのSNSで確認した。まさかのインフルエンザ罹患、高熱でもうろうとしていたので寂しさもぼんやりとしていたけれど、自分の感情を直視することができたなら正気を保てていたかどうか。春先、品品さんの新刊を発注するメッセージにこそっと、「インフルエンザで観れなかった私のために(?)、今年もどこかのタイミングでライブをやってほしい」とおねだりを忍ばせた。元来、図々しい私ではあるが、大好きな人への欲望は複雑にこんがらがって喉に詰まらせることも多い。品品さんから「9月7日はいかがでしょうか」という返信をいただけていなかったら、以後、二度とライブをお願いすることはできなかっただろう。でも、これからは毎年のように「ライブ依頼」をおねだりし続けることになるだろう。
私はまだ、品品さんになってからの歌を聞いていない。けれどもほんの入り口に寄せられたライブの感想を読めば、最高のライブだったことは疑いようがない。そして、長谷川書店ととほんさんとで体験した世田谷ピンポンズライブのことを思い出せば、あなた、それはそれは、いいライブだったんですから、今度のライブも間違いありませんよ。ようやく聞ける、ほんの入り口での品品ライブ。期待しております。
品品独演会『亀が向く方へ光が射す』
日時:9月7日(日)開演19時(開場18:30)
参加費:2,000円
お問い合わせ・お申し込み:hon.iriguchi@gmail.com




品品 (ピンポン)
フォークシンガー。 ex.世田谷ピンポンズ
吉田拓郎や70年代フォーク・歌謡曲のエッセンスを取り入れながらも、ノスタルジーで終わることなく「いま」を歌う。
音楽のみならず、文学や古本屋、喫茶店にも造詣が深く、文筆活動も積極的に行う。
2012年『H荘の青春』でデビュー。今までにアルバム8枚、シングル4枚を発表。
2015年にはピース・又吉直樹との共作を発表し、注目を集める。
2018年自身初となるバンド編成でのコンセプトアルバム『喫茶品品』をP-VINE RECORDSより発表。
2019年『ときめき坂』、『ラブ』発表。
2020年初のエッセイ集『都会なんて夢ばかり』を岬書店(夏葉社)より刊行。
2022年3月KAGOME「畑生まれのやさしいミルク」CMで吉田拓郎『たどりついたらいつも雨降り』歌唱。
2022年5月『S・N・S・N・S』をデジタルリリース(のちにカセット音源化)
6月、エッセイ集『世の中には(以下省略)』、『品品喫茶譚』発表。11月、エッセイ集『品品写眞譚Ⅰ』発表。
2023年5月エッセイ集『品品喫茶譚Ⅱ』、自由律俳句集『and moreのなかに入れられている』発表。
2023年9月最新シングル『花束』をデジタルリリース。
早稲田スコットホールにて十周年公演『ノスタルジーですって?』を前野健太を迎えて開催。
2024年9月、下北沢ニュー風知空知に漫画家・大橋裕之を迎えて開催した自主企画『街の灯』にて改名を発表。
12月より『改名』ツアーと称して全国を巡業予定。

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