
キペパピの岸田さんがふらりと現れたのは、2024年の青山ゆみこさんのイベントの日。イベント後の「放課後タイム」を青山さんと3人、むっちゃ話し込んだのが入り口と岸田さんとの交流の始まりでした。その後、2024年6月27日には突然ギターをご持参で店主だけのために(!)店内ライブしてくれたり、翌2025年6月27日にはキペパピメンバーも連れてきてくださって、音楽好きなお客様と一緒に弾き語りフェスもやっちゃいました。
いつか、いつかと言っているうちに、キペルス・パピルス活動休止の報せ!もうウチではやってもらえないかな、とも思っていましたが、奇跡的に3人のスケジュールを合わせてもらえてライブ開催となりました。3人の命の響き合い、どうぞお見逃しなく!
キペルス・パピルスLive
〜読めや歌えや、の入り口〜
本が好きだ。
メンバー3人ともそれぞれ「本好き」だったことで、ライブの際には本を紹介したり、朗読したりなんてこともあった。
オススメしたい本があるから、という理由で曲を選んだりも。
キペルス・パピルスの名前は、「パピルス紙」をつくる「カミガヤツリ」の学名を拝借した。
紙の本が好きだから、という理由ならよかったかもだけど、残念ながらそれはただの「偶然」。
活字が好き、言葉が好き。
自分で歌をつくるようになって、だけど歌詞を書くというのはなかなかに難しい。
詩集や歌集なども参考にしようと思って読んでみても、あんな風には書けない。
文学的な歌詞とか憧れたりするけれど、正直「文学」をほとんど読んだことがないので、まあ書けるわけがない。
それでも、「言葉と戯れる」感覚は、とても楽しい。
そう、ぼくの書く歌詞は、そのほとんどが「言葉遊び」だ。
「生みの苦しみ」もあるにはあるけれど、悩んだり焦ったり、それは案外つらいことじゃない。
むしろ、落ち込んだり苦しかったりしたとき、「言葉遊び」は大いに助けになる。
自分にとって、本を読むことと歌を(つくって)歌うことは、ある意味裏表の関係、インプットとアウトプットとして、大きな意味をもつ。
そしてどちらも、「抗う」ために非常に重要な「活動」だと思っている。
つまらない、理不尽な、生きづらい世の中に抗って、おもしろおかしく生きたい。
「読めや歌えや」 ふと、そんなフレーズが思い浮かんだ。
「どんちゃん騒ぎ」とまではいかないが、ぼくらのライブを楽しんでもらえたら嬉しい。
そしてライブ後には、活字が読みたい、自分も歌をつくって誰かに聞かせたい、などなど、そんな感覚になってもらえたらすごく嬉しい。
そんなライブにできるだろうか、需要はあるんだろうか。
わからないけれど、だからこそやってみたい。
キペルス・パピルスは2025年で活動を休止する。
またいつか復活するかもだけど、奈良でライブをするのは、ほんの入り口でライブをさせてもらうのは、これが最初で最後、かもしれない。
だから、あなたと、そのひとときを共有できたらと思う。
そのときは、あなたを「読み友だち」と思ってもいいだろうか?
/キペパピ岸田
一応念のため、追記。
「読めや歌えや」だと、さも観客参加型かのようですが、たぶんそういう風にはなりません。
コール&レスポンスとか、本当はできたらいいのですけどね…。
キペルス・パピルスLive 〜読めや歌えや、の入り口〜
日時 :11月23日(日)14時半開場/15時スタート
参加費:2,000円
お問い合わせ・お申し込み:hon.iriguchi@gmail.com
キペルス・パピルス
喜多千紗子[ウクレレ/歌]
喜多アキヲ[ウクレレベース/ハーモニカ/ギター/まれに歌]
岸田知之[ギター/ギタレレ/歌]
3人のウクレレ楽団
マルシェイベントやカフェで、オリジナル曲などをライブ演奏
歌とトークで、Peace & Loveな世界を目指す。


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