毎月2回開催してます、戯曲音読イベント。8月のお休みを挟んで9月に帰ってまいります。明神慈さん執筆の戯曲を、明神さんと入り口店主服部とで朗読する企画です。
前半は劇作家の明神慈さんと店主服部が、三人芝居『六夜待ち』を音読します。参加者の皆さんはそれを好きな体勢で聴き、感想をシェアします。後半は、2人組になって惹かれたシーンを音読します。演じる必要はありません。
『六夜待ち』
幕末の品川宿。旧暦七月の二十六夜。
真夜中に昇る三日月には三尊が乗って顕れるとの言い伝えを口実に、
市井の人々は、月待ちの体で夜通し呑んで唄えのドンチャン騒ぎ。
潮風吹き抜ける座敷に女三人集まれば、酔いにまかせて……。
演劇の上演台本(戯曲)を手にとったことはありますか?戯曲は、セリフとト書きで構成されています。セリフは登場人物が発する言葉、ト書きは、登場人物の動きを指定した部分です。
<例>
小夜、格子障子に手をかけ、二人に視線を送る。
小夜「やっぱり舟がよかったんじゃない?」
千鳥「風がなけりゃね」
明神さんの戯曲はセリフが短く、余白だらけです。白い紙に乗っかった黒い文字を、あなたの声を通して響かせて遊びましょう。
★なるべく多くの方に体験していただきたく、日程を2日間ご用意しました。
★内容はどちらも同じですが、2日間とも参加していただくことも可能です。
『セリフの入り口 〜 言葉で遊ぼう』
①9月13日(土)18時半〜20時
②9月29日(月)18時半〜20時
参加費:2,000円(一般)、1,500円(学生)
お問い合わせ・お申し込み:hon.iriguchi@gmail.com
参加したい日程(①、②、両日とも、など)を明記の上、お申し込みください。

明神 慈 (みょうじん やす)
劇作家・演出家・ポかリン記憶舎 舎長
高知県生まれ。1997年より、ポかリン記憶舎で東京を拠点に公演活動開始。 詩的言語で俳優の動きや声に余韻が残る濃密な時空づくりで、観客を覚醒空間へと誘う。 海外公演や他団体への執筆、演出も多数。2022年春、奈良に移住。




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