本屋で読者が本を売る(2025年6月14日開催)


 本屋で本屋が本を売るのは当たり前ですが、本屋で読者が本を売る、というのはなかなかに珍しいのではないでしょうか。「一箱古本市」という、南陀楼綾繁さんの始めた画期的なスタイルはなるほど、「読者が本を売る」の先駆けでした。「本屋で読者が本を売る」は読者が蔵書を販売するという形ではなく、読んでよかった本の素晴らしさを店頭で「売る」という試みです。

 今回、売り手をお願いしたのは、モリコレbooksさん。作文の入り口をはじめ、当店のイベントにもたくさん参加してくださっているモリコレさんは、本屋巡り好きで東京の本屋さんを訪ねた訪問記のZINE なども制作してらっしゃいます。独特のユーモアに溢れた文体はクセになるほどで、私はいつも読みながら堪えきれずに声を出して笑っております。

 ご紹介する本は全部で5冊。モリコレbooksさんは「自分の胸に聞いてみる」というテーマで選んでくださったとのこと。どれも当店ではこれまで販売していなかった本たちなので、ご紹介していただくのを店主も楽しみにしております。それぞれ各一冊しか在庫がございませんので、売り切れご用心。店頭での「実演販売」を聞いていただいて、「よし!その本、買った!」となれば、その日はあなた一人だけがお買い上げいただけます。

 営業中の14時から約1時間ほど、モリコレbooksさんからお集まりの皆さんへ5冊の本についてご紹介いただきます。出入り自由でございますので、どうぞお気軽に入り口を覗いてみてください。

 紹介予定の5冊
・林木林、庄野ナホコ『二番目の悪者』(小さい書房)
・みやざきひろかず『チョコレートをたべたさかな』(BL出版)
・チェ・ジニョン、すんみ『ディア・マイ・シスター』(亜紀書房)
・坂本千明『退屈をあげる』(青土社)
・水谷緑『被害者姫』

   本屋で読者が本を売る
   6月14日(土)14時〜15時
   参加費無料、申し込み不要、出入り自由。

モリコレbooks

愛媛出身京都在住の会社員。
関西と、たまに四国や瀬戸内地方で本やZINEのイベントに出店しています。
本屋巡りが好きです。


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