お友だちと飲みたい。結局のところは、それである。
昨年9月に開催したスズキナオさんのイベント(家から5分の入り口)にて、店主服部は無事に(?)ナオさんのお友だちにしてもらったはずなのであるが、それ以来、一度もお会いできていない。何度か、メッセージのやり取りをしただけだ。今年に入ってナオさんの新刊『大阪環状線降りて歩いて飲んでみる』(LLCインセクツ)が発売になる、という情報を得て、さっそくナオさんに連絡を入れた。刊行イベントをやらせて欲しい、と。しかし悲しいかな、「確定申告」に怯えるあまり、全く企画を進める余裕がありませんでした。
ようやく桜の咲く気配がしてきて、「そうだ、ナオさんとお花見をしたら楽しいのではないか!」と思いついたのはいいけれど、ぼやぼやしていたら散ってしまった。残念。いや、むしろ花見の時期より後のほうが寒くないから好都合なのではないか。私はお酒の匂いを嗅いだだけでくるぶしまでほんのり赤くなるくらいの弱酒体質なのですが、せっかくナオさんとのイベントであるなら、一緒にお酒を飲んでみたい!できればチェアリングも体験してみたい!
改めて、ナオさんに連絡を入れて、日付が確定した。5月6日、火曜日だ。GW最終日、通常ならお休みする火曜日ではあるがGWだ。イベントだけの営業、というのもいいだろう。そして、ナオさんには言えていないのだが、店主の誕生日だったりもするのだ。これは飲まずにはいられまい。
お友だちと飲みたい。結局のところは、それである。
<当日の流れ>
まずは、ほんの入り口でナオさんのトーク。店主が聞き手をつとめます。
お天気が良ければ、佐保川近辺でチェアリング。そのまま流れ解散。
お天気が悪ければ、店内で擬似チェアリングごっこをするかも。
降りて歩いて飲んでみる入り口(『大阪環状線降りて歩いて飲んでみる』刊行記念トーク&チェアイベント)
日時:5月6日(火)13時〜15時(流れ解散)
参加費:2,000円
持ち物:特になし。あれば折りたたみチェアや敷物など座れるもの。
お問い合わせ・お申し込み:hon.iriguchi@gmail.com



スズキナオ (すずきなお)
1979年東京生まれ、大阪在住のフリーライター。WEBサイト『デイリーポータルZ』を中心に執筆中。
著書に『家から5分の旅館に泊まる』(太田出版)、『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』、『遅く起きた日曜日にいつもの自分じゃないほうを選ぶ』(以上、スタンド・ブックス)、『思い出せない思い出たちが僕らを家族にしてくれる』(新潮社)、『「それから」の大阪』(集英社新書)、『酒ともやしと横になる私』(シカク出版)、『関西酒場のろのろ日記』(ele-king books)、パリッコとの共著に『ご自由にお持ちくださいを見つけるまで家に帰れない一日』、『のみタイム 1杯目 家飲みを楽しむ100のアイデア』(以上、スタンド・ブックス)、『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』(elekingbooks)、『”よむ“お酒』(イースト・プレス)、『酒を見つめる対話集 酒の穴』、『酩酊対話集 酒の穴エクストラプレーン』(以上、シカク出版)がある。
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