ほんの入り口で熱心に推しているシリーズ「あいだで考える」(創元社)の読書会をひらきます。
ご一緒してくださるのは、「ヒト×コト読書会」を主宰しているはんぺんさん。少人数でゆるゆると1回ずつの独立した読書会でやっていこうかと考えております。取り上げる順番は、シリーズの刊行順です。「あいだで考える」のラインナップには興味深いタイトルがずらり揃っていますので、ぜひ気になる一冊を見つけて読書会へ立ち寄ってみてください。
シリーズ「あいだで考える」特設サイト
https://www.sogensha.co.jp/special/aidadekangaeru/
2回目は4月6日、戸谷洋志『SNSの哲学』(創元社)を扱います。「はじめに」で戸谷さんが誘っているように、この本を読みながらあれこれ考えられたら嬉しいです。
この本はSNSについて哲学的に考えます。しかし、その本当の狙いは、私たち自身が何者であるかを考えることです。この本を通じて思考を深めていったとき、あなたは、自分自身ともっと親しくなれることでしょう。(p.6)
『SNSの哲学』は2023年4月に刊行されました。ここではまだ、「Twitter」という名称が生きています。「現x」への投稿がつぶやきでなくなった今、改めて、リアルとオンラインのあいだを行ったり来たりしながら自分のことを見つめてみてはいかがでしょうか。
自分の考えや本の引用をカードに書いて共有する「カード・ダイアローグ」(@サトウアヤコ:https://x.com/mogubook)というツールをご用意しています。伝えたいことをカードに書いて場に置くことで「話す/聴く/考える」の手がかりとなり、より深い対話へと導いてくれます。そのほか、話すとき・聞くときのメモや付箋もご用意していますのでどうぞご活用ください。
はんぺんさんからのコメント
敷居は低く、奥行きは深く。
創元社さんのシリーズ「あいだで考える」は、多様な考え方や感じ方に出会いながら、自分自身の内面を探る旅にぴったりな本たちです。それぞれに異なる背景や価値観を持つ私たちだからこそ、対話を通じて響き合い、新たな気づきを得ることができる。そんなひとときを「あわいの入り口」でご一緒できることを心から楽しみにしています。
読書会「あわいの入り口」第二回
日時:4月6日(日) 17〜19時
参加費:1,500円
定員:3名
課題本:戸谷洋志『SNSの哲学』(創元社)
申し込み・お問い合わせ:hon.iriguchi@gmail.com




はんぺん
「ヒト×コト読書会」というささやかな会を開いています。読書を通じて、人それぞれの感じ方や価値観を分かち合いながら、「安心して自分の気持ちを話せた」「じっくり聴いてもらえた」と感じられるような心温まるひとときをお届けしたいと思っています。
ヒト×コト読書会:https://x.com/hito_koto_rc
「あわいの入り口」へ応援の言葉を寄せていただいております。
西村征輝:「任意団体あわひ」代表
他者にとっての「わかりやすさ」に合わせて、自分の気持ちを無理やり言葉にしていないだろうか?
どちらでもない「あいだで考える」ことで、まだ言葉にならない「私」と出会えるかもしれません。

私でもあなたでもない、あるいは私でもあなたでもある。
人と深く対話している時や、何かに没頭している時、そんな「あわい」が立ち現れることがあります。
温泉に入ったような幸福感に浸る感覚。
このイベントではそんな体験ができる予感がします。

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