「読み出す入り口」シリーズについて


 ずっと考えていて、なんなら、声に出したりもしたのに、ぜんぜん実現しないことがある。ずっと、ほんの入り口でウロウロしていること。一歩踏み出せば、始まる。そう信じていたけども、一歩じゃ足りないこともある。二歩目、三歩目。
 本の最初の方、「第一章だけ」とか「まえがきだけ」とか、そのくらいでもいい。最初の方だけを読んで、それで読書会ってできないかなぁ、と思っていました。「未読本の読書会」の、一歩先、にもなるのかしら。その「二歩目の読書会」をやってみたい、やってみたい、と思いながらどんどん時間が経っていってしまってね。それで、さっき、ツイッターとインスタに、唐突に投稿しちゃいましたよ。「この本の中で、どれが気になりますか?」ってね。詳細は特に語らず、というか、字数制限の中では、語れず。

ツイッターの投稿:https://x.com/honnoiriguchi/status/1829352159772897564

シリーズ「読み出す入り口」、最初の方だけ読んでみる読書会。読了禁止?!「この本でやってみたい!」というのを選んでみてください!
・青木真兵『武器としての土着思考』東洋経済新報社
・向田和美『読書会という幸福』岩波新書
・斎藤真理子『隣の国の人々と出会う』創元社

 なんか、もう一歩進めた感じがありました。それで、その勢いを借りて、こうして今、その読書会について書きながら考えているところ。わたくし、選択肢が多すぎると選べないという、そういう傾向があるのですよ。自由が苦手、みたいな?でも、2択、3択だと、選べる。飲食店のメニューから食べたいものを選ぶのも、わりと得意。でも、自由すぎるとダメ。「読書会でやってみたい本、何かない?」って聞かれちゃうと、ダメ。「読みたい本が、多すぎる!!」
 ツイッターとか、インスタとかの「アンケート機能」ってば、制限があるじゃないですか。そうすると、あまたある本の中から、例えば「タイトルが長すぎると書ききれない」とかそういうふるいにかけられて、選ばれしこの3冊。わたくしみたいな「選べない民」の人たちも、3択なら選べるんじゃないかしら。どうですか。
 そうして、これはシリーズ(定期開催イベント)にしてゆくつもりなので、そう、どの本で始めるか、ってのはあまり重要じゃないんです。一歩目、二歩目、あわよくば三歩目までいければ、あとは緩やかに進んでゆけるんじゃないかな。

 ほんの入り口、2年目の緩やかな歩みのひとつとして。ご期待ください。


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