問いを探す入り口(2024年9月28日開催)


 前回4月の『問いを探す入り口』は、元々3月に開催した永井玲衣さんのワークショップ『哲学対話の入り口』で体験した「問い出し」の時間にヒントを得て試みた企画でした。さまざまな問いを引き出そうと思いきや、最初に転がり出た「問い」をみんなで追いかけ回す楽しい「小学生サッカー」のような展開に戸惑いながらも、対面イベントの予測不可能性に目をひらかれる思いでした。

 今回も「その問い出しの時間だけを満喫しよう」という思いはあるのですが、どんなふうになろうとも、集まってくださった皆さんと共に作ってゆく時間を楽しめるだけのいい加減さが、醸成してきている気がするのです。前回の『問いを探す入り口』の他にも、西村佳哲さんの著作『自分をいかして生きる』『かかわり方のまなび方』の読書会でもご一緒したまなさんと一緒に、今回はどんな体験ができるのか、とても楽しみです。

 普段はあまり言語化する機会のない、でも実は心のどこかにとどまっている“問い”を、参加者の皆さんと一緒に探してみたい。一人では届かない「かゆいところ」に手が届くかな。一緒に考えたりおしゃべりしたりするのを楽しみにしております。

まなさんからのコメント

ちょうど5ヶ月ぶりにこのイベントを開催をすることができて、嬉しい気持ちでいっぱいです。
「問い」。自分の中にたくさんあるのだろうけれど、埋もれているものばかり。
言語化できなかったり、脳内でぽわぽわしていたり、どんよりしていたり。
でもひとりでは、問いに潜る勇気が出ない時がたくさんあります。
埋もれているものに、何か知り得ない恐ろしいものもくっついてくる気がして。
でも、集まってくださる皆さんとなら、皆さんと問いに向き合う場なら、なんだか大丈夫かも。
わからなくても、わからないことが面白いかも。わからないことをわかり合えるかも。
でも、そんなふうには思えないかも。どんな場になるかも、わかりません。
ちょっぴり問いの糸口を掴んでみるもよし、もう少し覗いてみても、深く潜ってみてもよし。
行き先のわからない、ささやかな問いとの冒険を体感していただけたら幸いです。

  問いを探す入り口
  9月28日(土)18:00〜20:00
  参加費:1,500円
  お問い合わせ・お申し込み:hon.iriguchi@gmail.com

まな
奈良寄りの京都で育ち、お仕事がしんどくなりお休み中。
のんびり自分のケアをしながら「みなも」という屋号とともに、お話会や読書会など、みんなで深く息ができる場を開こうと活動中です。

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